He was beautiful
すごい!出てきた!!ソテツの新芽
引っこ抜かれて一年ほど裏庭に放置されてたのを、
試しにもう一度植えてみたら新芽が出てきた
最近、懐かしい曲を耳にし、何の曲やったっけ?
しばし、思い巡らせて...思い出した!
映画「ディアーハンター」のテーマ曲でした。
「cavatina-カヴァティーナ」
歌詞がついた曲名は「He was beautiful」
ベトナム戦争を題材にした、この映画の、
美しいこのテーマ曲が、ストーリーが語る痛みややるせなさを
際立たせています。
この映画は戦争について色んなことを語っているように思います。
主人公は、ロシア系移民の製鉄所で働く青年
ごく普通の青年、どちらかというと貧しい青年たち。
戦争の最前線に送られるのは、地位もお金もない
普通の青年たちです。
この映画のストーリーで重要な位置を占めるのが
ロシアンルーレットです。
ロシアンルーレットの場面は戦争の狂気の縮図のようでした。
人間を使ってする博打です。
プレーヤーがテーブルを挟んで対面します。
この二人を大勢の男たちが取り囲み
大金が賭けられます。
実弾が1発入ったピストルの銃口を
プレーヤーが自らのこめかみにあて引き金を引きます。
死んだ方が負け。
最前線で命をかけるのは力の弱い人たち。
それに加勢して、囃し立て大金を動かす権力者たち。
命を落とすもの、深く傷付くのも最前線に送られた者たち。
この映画の最後は、ベトナムで死んだ友人の葬式をした
後、戦争に行く前からの親しい友人たちが集まって
食事をするシーンです。
皆、何か言いたげだけれど、何も言葉が出ない。
必死で悲しみをこらえ乗り切ろうとしている姿が
せつなく、その中の一人が
「God bless America」を口ずさみはじめ、皆で歌うのです。
いわば、戦歌です。日本でいうところの
「同期の桜」とかになるでしょうか。
彼らの心境は、もちろん、
アメリカ万歳の気持ちではないことだけは確かです。
「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。
あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」
―ヤコブの手紙4章1節 聖書
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